- 日本電鍍のポイント
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- 複雑な形状でも均一に研磨が可能(化学研磨)
- 表面改質による耐食性向上(電解研磨)
- めっきで新しい機能性を付与
複雑な形状でも均一に研磨が可能(化学研磨)
製品の全体を均一に研磨したい場合は、化学研磨をご提案します。化学研磨の利点は、処理液が触れた部分は、比較的均一に研磨される点です。複雑な形状や筒状の中まで研磨したいという製品は化学研磨が適しています。また、表面の不純物もきれいに落とすことができます。
表面改質による耐食性向上(電解研磨)
ステンレスはもともと錆びにくい合金です。理由としては、表面に強固な酸化皮膜があるおかげです。ですが、電解研磨をすることで、一旦表面を清浄にしながら、緻密なクロムが凝縮された酸化皮膜を形成するので、処理前よりも耐食性が向上します。表面の不純物の除去だけではなく耐食性の向上を求める場合は、電解研磨をおすすめします。
めっきで新しい機能性を付与
ステンレスは、表面に不動態皮膜があるため、通常のめっき工程ではめっきがつきません。ステンレス専用の前処理をすることで、めっきの密着性を確保することができます。ステンレスそのものでは、目的に対する機能が足りない場合は、めっきで機能性を付与することができます。硬度や通電性などの問題がある場合は、めっき処理の検討をおすすめします。
ステンレス素材 処理前
ステンレス素材 銅めっき処理後
その他取扱品目
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亜鉛めっき鉄に対する代表的な防錆めっきです。3価・6価の各種クロメート処理に対応しています。小物から大型まで対応可能です。
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化学研磨薬品の力で表面を溶かして研磨します。表面の平滑化や光沢を出し、金属本来の輝きや性能を引き出します。
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電解ニッケル
無電解ニッケル耐熱性や耐摩耗性などの機能性の向上や、その他めっきの下地めっきなど、幅広い分野で活用されています。 -
スズめっき
無光沢銀高い電気伝導率を誇る銀や、潤滑性やはんだ付け性に優れるスズ。端子や摺動部品などにも活用されています。 -
硬質クロムめっき工業用クロムとも呼ばれ、電気めっきの中で最も硬い皮膜をつけることができ、耐食性や耐摩耗性に優れています。
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銅めっき熱伝導性、電気伝導性に優れる銅。主に、下地めっきとして広く使用されています。用途に合わせたご提案が可能です。
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ステンレスへの
めっきめっきや研磨(電解・化学)などの表面処理により、ステンレスの機能や外観を向上させることができます。 -
アルミニウムへの
めっき軽量かつ加工性の良さなど素材の利点とめっきの機能を組み合わせることで、新しい価値を生み出し、活用の場を広げます。 -
チタンへの
めっきめっきで新しい機能を。化学研磨で光沢を。カラー発色で彩りを。表面処理で、チタンの可能性を引き出します。 -
装飾めっきめっきだからだせる、金属特有の高級感。光沢の有無や色の濃さなど、金属の組み合わせで、バリエーションに富んだご提案が可能です。